満月通信 221号 ( 卯 月 )
魂は、孤独ではない
令和7年5月13日は 十六夜の満月です。
五月に入り木々の緑が濃くなり、生命力に溢れているような季節になりました。
色々な草花が、目を愉しませてくれますが、道端に集団で咲くオレンジ色の小さな花「ナガミヒナゲシ」が特に可愛らしく思います。
温かな陽気の中、お散歩やジョギングに出かけてみませんか。
高橋信次先生のご著書『心の発見 科学篇』より
以下の文章を抜粋いたします。
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肉体舟と意識 ( p.162~164 )
私達の意識(魂)は、肉体という両親から頂いた人生航路の舟にのって、大宇宙体、神の体の一部である小さな細胞、この地球という環境で、修行をしている。
そうして、肉体的な両親、兄弟姉妹は縁によってこの環境で生活している。
やがて、子供達は結婚し、家族の分裂が行われてゆく。だがこうした分裂も、すべてあの世の約束の筋書きによっている。
私達は、この約束によって進んできたのだ。
しかし人間は、修行のために出てきていながらも、肉体舟の眼耳鼻舌身意の煩悩に支配され、自ら苦しみや悲しみの生活を造り出してしまう。
そして、自分で造り出した不調和な原因と結果に、人生航路の方向をしばしば変えてしまう場合が多いのである。
そうした自分自身の不調和な想念と行為を、修正するため苦労し、人生におけるより良い安らぎと、諸現象にとらわれない心を芽生えさせて人間は、心の王国を盤石の構えとして行くのである。
私達は、老化するに従って、肉親環境の中から一人欠け、二人欠けして、寂しくなってゆく。
孤独感が強くなって行く。この孤独な人生、という思いは、肉体的な両親、兄弟などだけが思考の中にあるためで、現象界における錯覚である。
私達の意識すなわち魂は、実は孤独ではない。
孤独感は、肉体舟に乗った環境や現象への人間の判断である。
広大な心の世界を忘れがちになったためのことにすぎない。
魂の兄弟達を忘れ去った結果であるのだ。
この魂の兄弟達は、私達人間の心と絶えず結ばれているものなのである。
私達の心の世界の機能は、次元の異なる意識の世界、あの世と通信することができる。
発信機も受信機も、テレビジョン、テープレコーダ、ビデオレコーダーのような物を、だれでも持っているのだが、ほとんどの人々は、その活用を忘れ、潜在意識の中に埋没してしまっている。
だから次元の異なる意識の世界、あの世から私達の守護霊や指導霊が、常に私達に通信したり指導したりしているのにかかわらず、なかなか連絡もできない。
そのためにまた、肉体的に、現象面に心を奪われてしまうということになる。
心の眼が開かれたとき、私達は人生は決して孤独でないことを発見するだろう。
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1971年に出版された本ですが、内容は真理そのものであると思います。
あの世の事や霊に関することは、そのような能力の無い者が証明することは出来ませんが、自分自身の過去を振り返り、不思議な縁で起きたことや、偶然にも助けられたような事象を振り返ると、個人的には十分理解することが出来ます。
三十代の後半、仕事の能率や実力を高めるため、直感力やひらめき能力の向上を図った事があります。右脳開発のセミナーには二年近く通ったものでした。
精度の高い直観力を発揮することで、形状を仮設定し、構造計算を後に行う方式で、検討時間の短縮を実現していました。
今にして思えば、ひらめきの形で受けた情報は、次元の違う世界からの支援であったようにも思えています。
過去には、勃発的に発生し、どうしてよいか対処法すら見つけられなかった事象に対し、良いと考えられる事をとにかく行い、もがいている最中に浮かんだヒントでピンチを脱出したことが数多くありました。
これらのヒントも、次元の違う世界からの支援と考えることが出来るかもしれません。
最近、高波動に調整する装置を製作したのですが、不思議と必要な資材は全て自宅に揃っていました。
偶然とも考えられますが、必要なものは全て身近に準備されていたとも考えられます。
次元の違う世界の魂の兄弟から、生まれてきた時からズット支援を受け続けてきたことが真理であるとすれば、今日から何を大切したいと思いますか?
大切にする物差しの順番が変ったりしないでしょうか?
少しでも、考えて頂ける切っ掛けになりましたら有難く存じます。
次の満月は 令和7年 6月11日。
また、お立ち寄り下さい、 よろしくお願いたします。
月 真行