満月通信 222号 ( 皐 月 )

石の上にも三年、数稽古が大切!

令和7年6月11日は 十六夜の満月です。

昨日、今日と、埼玉では雨が続いています。

トイレの壁に掛けられた太陰太陽暦のカレンダーには”入梅”と記されています。

今日は梅雨入りの目安でしたが、ズバリ正解!。雨の季節に入りました。

小暑が7/7、大暑が7/22と暦にありますので、7/15頃が梅雨明けの目安。

これから約一カ月間、湿度の高いジメジメした日々が続きますので、運動不足にならないこと、食品の腐敗等に気を付けるなど、十分ご自愛ください。


東京FMのラジオ番組「あ、安部礼司」をご存じないでしょうか?

6/8の放送で丁度”千回目の放送”を迎えたそうです。

2006年にスタートし今年の4月から、なんと20年目のシーズンに突入しています。

神田神保町にある架空の中堅商社「大日本ジェネラル」に勤めている、三十代の平均的サラリーマン「安部礼司」が主役です。

車の中で始めて聞いたときは、すぐ終わるだろうと思いましたが、20年も続いているとは驚きです。

どちらかと言えば冴えないサラリーマンの安部礼司が、お人好しな人柄で周囲の人々と織りなすコミカルでハートフルなラジオドラマに、毎回、ほろっとさせられます。

昭和の名曲が流れ、温かな人情模様はオヤジ世代に好評なのでしょう。

影の名作ですね。


千回ときくと、即座に「百回入門、千回黒帯」という言葉を思い出します。

2004年に気功を教えて頂いた「矢山利彦」医師の言葉です。

“気功”を学ぶにあたり、百回繰り返してようやくスタートラインに立てたようなもの。

千回繰り返して始めて、本質的な技を学べるようになる。

繰返し、繰返し練習した後でないと、分からないこと、気づけないことがあるからです。


千回と言えば約三年間、『石の上にも三年』という言葉を思い出しますね。

三年間に渡り懸命に努力した結果、身体には必要な筋力や持続力が備わります。

そして、そのことに対する感性、感覚が磨かれるようになります。

意識しないと出来なかったことが、意識せずに出来るようになります。

ギターを弾く場合、”F”と思った瞬間に手が勝手に”Fのコード”を押さえられる。

自動機関が出来上がり、スムーズな演奏が出来る目安が千回の練習との教えでしょう。


修練を続けるために、「地道に、根気強く、勇気を持って」取組むことが大切とされています。


地道とは

他者に認められる、褒められることや、目覚ましい成果が上がらなくても、いつも同じように全力で行い続けること。


根気とは、

飽きず、慣れて手を抜くことなく、情熱を忘れず、創意工夫を続けて行うこと。


勇気とは、

現状の小さな成功を惜しむことなく、向上のために変化を受け入れる、良案を取り入れる姿勢を持ち続けること。


中学一年生の冬から”松山千春”に憧れてギターを弾き始めて48年。

クラシックギターによるソロギター演奏を始めて14年になりますが、まだまだ上手になりません。

暗譜で演奏が出来きるようになって始めて、曲全体の音の強弱を意識できるようになりました。

つい最近の事ですが、良い弾き方のヒントを思いつきました。より美しい音を奏でられるようになれるよう、新しい挑戦を続けたいと思います。


次の満月は 令和7年 7月11日。

また、お立ち寄り下さい、 よろしくお願いたします。

  月 真行

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